「CD百選」その10・・・ニュー・オーダー「サブスタンス」 [music]
近年の復活がほんとにうれしい彼ら。私の所有している彼らのアナログ盤(5thテクニークあたりまで)やCDはかなりの数にのぼります。というのもコレクター泣かせで、12inchはともかくCDシングルなんてやたらバージョン違いを出すし、音源聴きたいけどレンタル屋には絶対置いてないし、だから昔はそれら全部買うはめに。最近大人?になり、復活以降はアルバムのみにしています(実はシングルもちょこっと買ってしまったけど)。
というわけで1枚を選ぶというのは困難なのですが、まずこれを紹介(忘れた頃に第2弾を)。
くくりでいえば、ベスト盤なのでしょうけれど、当時発表していた12inchシングルのA面とB面をそれぞれDisc1・2に年代順に並べただけのものなので、ベストとして選曲してあるわけではないです。ですから、Disc2(シングルB面)は、あまりキャッチーでないのですが(ダブバージョンだったり)、でも「Mesh」や「Hurt」などは好きな曲ですし、ラストの「1963」は名曲です(のちにA面として豪華ボックスCDsingleでリリースされました。ホントコレクター泣かせ)。
とにかくこれがお勧めな理由は、シングルのヒット曲集であることもそうなのですが、12inch集ということで、これでしか聴けないものばかりだからです。当時12inchというとリミクサーが切った張ったでロングバージョンにしたものが主流だったのですが、彼らのは12inchの長さで楽曲を作り、むしろ7inchやアルバム収録曲がショートカットバージョンと思えるほど完成度が高いのです。中でも「perfect kiss」はぜひこのバージョンで聴いて欲しい。
2ndアルバムまでは、シングルとアルバムで明確に線引きをしていて、アルバムでは聴けない曲があるというのもポイントです(「Blue Monday」ヒットしたといってその頃のアルバム「権力の美学」を買っても入ってないといった具合。・・・でもUS盤には入っているそうでお得かもしれないけどアルバムの雰囲気はぶち壊しだろうなぁ)。
語りだすと尽きることがないのでこの辺でやめるとして、アーティストというのは、演るのが上手い人達のことを指すのではないというのがこのグループの存在で証明していると断言できます。
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